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脊髄の障害について

脊髄の障害について

脊髄は脳から続く神経繊維の長い棒状の束です
全長は成人で約44センチあり、脊柱のトンネルの中に保護されています。
脊髄は、脳と身体の部分を結んで信号を伝える連絡路の役目を果たしています。

脊柱は頸椎7,胸椎12、腰椎5、計24の独特の形をした、椎骨とお互いの間の椎間板
というをはさんで高く積み上げられた柱です。最後の部分に仙骨と尾骨がついていいますから
合計26の骨で構成されています。


脊髄損傷による障害

外傷などにより脊髄が損傷され、、対麻痺や四肢麻痺が生じたとき、広範囲にわたる感覚障害や尿路障害などの
胸腹部臓器の障害が、通常、認められています。

さらには、脊柱の変形は運動障害が認められることも多くあります。
このように脊髄が損傷されたときには、複雑な諸症状をていすることも多いのですが、脊髄損傷が生じた
ときの後遺障害等級認定は、原則として、脳の身体性能の障害と同様に障害と同様に身体的所見および
MRI、CT等によって裏付けることの出来る麻痺の範囲と程度により等級が認定されます。


ただし、脊随損傷に伴う胸腹部臓器、脊柱の障害による等級が、麻痺により判断される等級よりも重い
ときには、それらの後遺障害の総合評価二より等級が認定されます。

なお、脊髄損傷による障害が別表Ⅱの3以上に該当するときは、介護の要否および程度を踏まえて
認定されます。

脊柱に外力が加わることにより、脊柱の変形等が生じることがあるとともに、脊髄の損傷が生じたときには、
麻痺や感覚障害、神経陰性膀胱等の障害が生じます
このため、脊髄の障害出歩かしの運動麻痺、感覚障害、尿路機能障害または、腸管機能障害生じるところから、
脊髄損傷による障害に関する認定基準は麻痺の範囲と程度二着目して、等級を認定するものとされていますが、
各等級は通常伴うそれらの障害もふくめて格付けされています。



脊髄は、解剖学的にはL1より高位に存在し、L2以上には存在していませんが、
L2以下の脊柱内の馬尾神経が損傷されたときも、脊髄損傷の障害である下肢の運動麻痺、
感覚障害、尿路機能障害または、腸管機能障害とは神経因性直腸障害のこt、L1とは第一腰椎、L2第二腰椎のことです。

脊髄の障害については、近時のMRI,CT、などの画像診断法の進歩により、損傷程度、損傷部位、横位診断を確認するに
あたって画像所見の有用性が高まっているところから、原則として、麻痺の範囲と程度について画像所見による裏付けを
必要とし、また、当然のことながら、脊髄症状は他覚的な神経学的所見との緻密な整合性を必要としています。

出典 ~交通事故・後遺障害診断書 交通事故110番宮尾一郎著~

脊髄損傷の後遺障害等級


後遺障害等級別表Ⅰ 介護要する後遺障害
等級 内容
1,脊髄症状のため、生命維持に必要な身の回り処理の動作について、常に他人の介護を要するもの

高度の四肢麻痺が認められるもの
高度の対麻痺が認められるもの
中程度の四肢麻痺であって、食事、入浴、用便、更衣について常時介護を要するもの
中程度の対麻痺であって、食事・入浴・用便・更衣について常時介護を要するもの
高度の片麻痺であって、食事・入浴・用便・更衣について常時介護をようするもの
 
2 1,脊髄症状のため、生命維持に必要な身の回り処理の動作について、随時介護を要するもの

中程度の四肢麻痺であって、食事・入浴・用便・更衣について常時介護を要するもの
軽度の四肢麻痺であって、食事、入浴、用便・更衣について臨時介護を要するもの
中程度の対麻痺であって、食事・入浴・用便・更衣について臨時介護を要するもの

 


後遺障害等級別表Ⅱ
等級 内容
3,生命維持に必要な身の回りの処理の動作は可能であるが、脊髄症状のために、労務に服することができないもの

軽度の四肢麻痺が認められるもの
中程度の対麻痺が認められるもの
 
5 2,脊髄症状のために、極めて軽易な労務の他服することができないもの

軽度の対麻痺が認められるもの
-下肢に高度の単麻痺が認められるもの
 
4,脊髄症状のため、軽易な労務意外には服することができないもの
-下肢に中程度の単麻痺が認められるもの
9 10.通常の労務に服することはできるが、脊髄症状のため、就労可能な職種の範囲が相当程度に制限されるもの
-下肢に軽度の単麻痺が認められるもの

12
13.通常の労務に服することができるが、脊髄症状のため、多少の障害を残すもの

運動性、指示性、巧緻性及び速度についての支障がほとんど認められない程度の軽微な麻痺を残すもの、また運動障害は認められないものの、広範囲にわたる感覚障害が認められるもの、軽微な筋緊張の亢進が認められるもの
運動障害を伴わないものの、感覚障害がおおむねー下肢にわたって認められるもの
 
なお、上記にかかわらず、自賠責保険においては、別表Ⅱの三級、軽度の四肢麻痺もしくは
別表Ⅱの5級、軽度の対麻痺に至らない程度の脊髄障害について、一律に別表Ⅱの12級

軽微な麻痺とすることは被害者保護の観点から適当でないと考えられることから、
麻痺の程度並びに動作制限の程度に応じて四肢麻痺では別表Ⅱの5級、7級、9級
を適用することができます。


ここで言う軽微な麻痺とは、労務に服することができない程度にいたらない四肢麻痺、
極めて軽易な労務の他に服することができない程度に至らない対麻痺を残すものが該当します。





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