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過失相殺

 民法722条2項は、「被害者に過失があったときは、裁判所は、これを考慮して、
損害賠償の額を定めることができる」とし、損害額の算定にあたり、裁判所が裁量に
より、被害者の過失を斟酌して一定の減額を行うことを認めている。

 債務不履行に関して債務者に過失があったときは、民法418条が「裁判所は、これ
を考慮して、損害賠償の責任及びその額を定める」としている。
 
 それに対し、不法行為では、被害者に過失があっても賠償責任が否定されることもなく、
また過失の斟酌も裁判所の裁量に委ねられ、裁判所は過失を斟酌しないこともできるという
点で、債務不履行責任とは異なる。

 過失相殺の趣旨、本質については因果関係の問題ととらえる考え方(被害者の行為によって
生じた結果(損害)については、加害者の行為と因果関係がなく、考え方、加害者は責任を負
わないという考え)や、被害者の非難可能性を考慮するという考え方、加害者の責任(違法性、
非難可能性)がその分減縮される反射的効果であるとの考え方などがあるが、判例通説は過失
相殺の趣旨•本質は「公平」の理念にあるとしている。


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